中欧x東欧エクスプレス BLOG https://www.mid-europe-ex.com ja Travel Blog はじめてのポーランド Vol.4 ☆ヴロツワフの百周年記念ホール 編☆ http:///blog/item/12847.html http:///blog/item/12847.html 12月初旬にポーランドへはじめて訪れました。 食べ物は美味しく、人々は温かくて、まるで絵本のような街並み、古きものと新しきものが共存する国ポーランド、すっかりポーランドの虜になってしまいました。 今回訪れた中で、特に私がおすすめの場所を数回に分けてご紹介いたします。 第4回目はヴロツワフの百周年記念ホールをご紹介いたします。 百周年記念ホール? ライプツィヒの戦いから100年を記念して建築家マックスベルクによって1911~1913年 競馬場跡地に建造されました。 鉄筋コンクリート製 丸屋根構造の巨大建築です。  2006年 世界遺産に登録されております。 人民ホールとも呼ばれています。 現在、ホールはコンサートや見本市などに利用されております。 内部の直径:約69メートル 内部の高さ :約42メートル 収容人数:約6000人 イベント開催時に内部の見学可能です。(要予約) 建築が好きなお客様にとてもおすすめです。 ヴロツワフはポーランドの南西部にある第4都市です。 ワルシャワ空港からヴロツワフ空港までは国内便で約1時間です。 ポーランドへご旅行はいかがでしょうか。 ポーランド旅行のお問い合わせは ▶ 中欧×東欧エクスプレスまで! Tue, 14 Jan 2020 00:00:00 +0900 はじめてのポーランド Vol.3 ☆蒸気機関車博物館 編☆ http:///blog/item/12845.html http:///blog/item/12845.html 12月初旬にポーランドへはじめて訪れました。 食べ物は美味しく、人々は温かくて、まるで絵本のような街並み、古きものと新しきものが共存する国ポーランド、すっかりポーランドの虜になってしまいました。 今回訪れた中で、特に私がおすすめの場所を数回に分けてご紹介いたします。 第3回目は蒸気機関車博物館をご紹介いたします。 蒸気機関車博物館はヴォルシュティン駅下車すぐの場所にあります。 操車場の近くに宿泊施設があり、蒸気機関車ファンのお客様にはおすすめです。 実際に稼働する蒸気機関車の運転台に乗って乗車体験ができます。(要予約) 機関車に燃料の石炭を補充する様子などを見学できます。 ポーランド全土で現存する蒸気機関車10台のうち、こちらの博物館には3台あります。 (2台稼働中、1台整備中) 現在、こちらの博物館では35名のスタッフが働いております。 PKP ? PKP(ぺーカーぺー)とはポーランド国鉄を意味します。 Tは貨物、Oは客車、Pは急行列車、Kは短距離列車を意味します。 共産主義時代(ポーランド人民共和国)の国章は鷲の頭の王冠がありません。 こちらで稼働している車両は1970年代製です。 格納庫 雪かき車 給水塔 (近くに湖があります) 機関士さん ポーランドへのご旅行はいかがでしょうか。 ポーランド旅行のお問い合わせは ▶ 中欧×東欧エクスプレスまで! Mon, 06 Jan 2020 00:00:00 +0900 はじめてのポーランド Vol.2 ☆ボレスワヴィエツ陶器 工房見学 編☆ http:///blog/item/12846.html http:///blog/item/12846.html 12月初旬にポーランドへはじめて訪れました。 食べ物は美味しく、人々は温かくて、まるで絵本のような街並み、古きものと新しきものが共存する国ポーランド、すっかりポーランドの虜になってしまいました。 今回訪れた中で、特に私がおすすめの場所を数回に分けてご紹介いたします。 第2回目はボレスワヴィエツ陶器工房をご紹介いたします。 ボレスワヴィエツはポーランド西部、ドルヌイ・シロインスク地方にあります。 ヴロツワフからボレスワヴィエツまで電車で約1時間半です。 ワルシャワからボレスワヴィエツまで電車で約6時間です。(ヴロツワフ乗り換え) 今回訪れたのは、日本でも人気がある マヌファクトゥラ社の工房です。 工房にはショップも常設しており、陶器を直接購入することができます。 伝統な絵柄から、現代的なモダンデザインまで数多く取り揃えています。 30%OFFのアウトレットコーナーなどもあり、観光客の人気スポットになっております。 こちらでは工房見学と絵付け体験ができます。(要予約) また、ショップ内にカフェもございますので休憩場所としてお勧めです。 ショップ内、アウトレットコーナーもあり。 工房見学。(要予約) とても繊細な絵付け作業。職人技が光ります。 好きな絵の具の色を選びます。 たくさんの中から好きなスタンプを選びます。 絵付け完成。 ポーランドへご旅行はいかがでしょうか。 ポーランド旅行のお問い合わせは ▶ 中欧×東欧エクスプレスまで! Fri, 27 Dec 2019 00:00:00 +0900 はじめてのポーランド Vol.1 ☆クリスマスマーケット編☆ http:///blog/item/12843.html http:///blog/item/12843.html 12月初旬にポーランドへはじめて訪れました。 食べ物は美味しく、人々は温かくて、まるで絵本のような街並み、古きものと新しきものが共存する国ポーランド、すっかりポーランドの虜になってしまいました。 今回訪れた中で、特に私がおすすめの場所を数回に分けてご紹介いたします。 第1回目はポーランドのクリスマスマーケットです。 ポーランドのクリスマスマーケットはワルシャワ・クラコフ・ヴロツワフ・ポズナンなどの都市で毎年12月から開催されます。 今回はポズナンのクリスマスマーケットをご紹介いたします。 ポズナン? ポーランド最古の都市ポズナン。  ポーランド西部の歴史ある都市です。 ポズナンまではワルシャワ空港から国内線で約1時間です。 周辺諸国からアクセスが良く、商業都市としても有名です。 歴史的な建物と絵本のような街並みがとても魅力的です。 クリスマスマーケットはポズナン旧市庁舎周辺で開催されます。 キリスト生誕。 光のアーチがきれいですね。                              珍しいサンタクロースとトナカイの乗り物。 観覧車からの夜景もGOOD! 20ズロチ 約600円 ホットワインがとても美味しかったです。飲み終わったグラスはお土産に。         ジンジャークッキー種類がたくさんあります。15ズロチ 約450円~ 来年の12月ポーランドのクリスマスマーケットへのご旅行はいかがでしょうか。 ポーランド旅行のお問い合わせは ▶ 中欧×東欧エクスプレスまで! Fri, 20 Dec 2019 13:27:38 +0900 ホスポダでビール三昧!【チェコ情報】 http:///blog/item/12285.html http:///blog/item/12285.html 日本人になじみの深いピルスナービールは、実はチェコで生まれたもの。本場の味を求めて、ホスポダ(ビアホール)へ行ってみませんか? ホスポダのビールメニューには10°、12°といった数字が付いています。これはアルコール度数ではなく「バリング度」というものです。発酵前の麦汁の濃度を表すもので、度数が上がるほど風味やコクが増し、アルコール度数も高くなります。例えば、バリング度10°でアルコール度数は4%程度となります。 ビールは飲むときに、乾杯でグラスを当てた後に、一度テーブルに置くのがチェコ流です。多くのホスポダでは、アコーディオンなどを持った奏者によるライブ演奏が行われています。曲のリクエストもできるので、スメタナの名曲をオーダーするのがおすすめです。演奏後はチップをお忘れなく♪ 地元の人も、観光客も、ビールを一緒に飲めば仲良しになれること間違いありません。恥ずかしさは心の中にしまって、思い切って声を掛けてみてください。きっと良い旅の思い出になるはずです! Wed, 11 Dec 2019 00:00:00 +0900 断崖に刻まれたマダラの騎士【ブルガリア情報】 http:///blog/item/12284.html http:///blog/item/12284.html アジア系遊牧民ブルガール人が681年に建国した第一次ブルガリア帝国は、現在のブルガリアのルーツとなっています。シューメンから東へ18kmの山中には、切り立った断崖に騎馬像が巨大なレリーフとして刻まれている、通称「マダラの騎士」があります。マダラは1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。 中世ギリシア語で彫られた碑文に第一次ブルガリア帝国歴代皇帝の名前が彫られていることから、8世紀頃に制作されたものとされており、猟犬を従え、ライオンに槍を突き刺している騎士の姿は、軍事的な勝利を象徴していると思われます。近年崩落が激しく、その修復作業のため1995年から足場が組まれています。そのため、残念なことに下からは見えづらくなってしまっている。この地域は中世以前から聖地と考えられており、ヘラクレスやアフロディーテなどの神像が発掘されています。レリーフへ至る入口近くには歴史博物館があり、周辺での発掘物の展示やDVDの上映が行われています。レリーフの下方には中世の住居跡や教会跡が残されています。 ブルガリアにご旅行をお考えの方は、シューメンから少し足を延ばして第一次ブルガリア帝国の遺跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。 Thu, 14 Nov 2019 00:00:00 +0900 ドナウデルタのペリカン【ルーマニア情報】 http:///blog/item/12281.html http:///blog/item/12281.html ドナウデルタとは、キリア川と聖ゲオルゲ川の間の巨大な三角形を構成する、ルーマニアの大湿原地帯です。ここは国の自然保護区であると同時に、1991年にユネスコの世界遺産にも登録されています。また、ヨーロッパで唯一のペリカンの群生地でもあります。 季節、天気によりペリカンがいる場所は違います。例えばロシュ湖がその一つです。スリナから南へ10kmに位置するこの湖はモーター付きボートで片道約3時間。ペリカンに限らず、鳥たちはモーターの音とともに接近すると飛び立ってしまうのでオールで漕いで近づいていきます。ペリカンは音と気配には非常に敏感ですが、慎重に静かに近づけば、10mぐらいまで距離を詰めることができます。 通常だと、5~8月にペリカンの大群をみることができます。ペリカンが見られるかどうかは運というほかはありませんが、デルタの自然を体感できることは間違いありません。 Fri, 08 Nov 2019 00:00:00 +0900 ショパンゆかりのワルシャワ散歩【ポーランド情報】 http:///blog/item/12268.html http:///blog/item/12268.html ショパンが20歳まで過ごしたワルシャワには、ゆかりの場所が点在しています。特にワジェンキ公園から新世界通り、クラクフ郊外通りを通って王宮広場へと続く道は「ショパンの道」と呼ばれ、観光ポイントが目白押しです。 ショパン博物館 ショパンの生誕100周年にあたる2010年にリニューアルした博物館。ショパンの作曲した音楽が聴けるコーナーもあるほか、最後に使用したピアノや直筆の譜面、手紙なども展示しています。 聖十字架教会 入口から見て左側の柱の一番手前にショパンの心臓が安置されています。 ワジェンキ公園 ワジェンキ公園の夏の風物詩といえば、ショパン像の前で行われるショパンコンサート。柳の木の下に座り故郷の自然を眺めるショパン像も必見です。 ホノラトカ 1826年創業の老舗レストランで、ショパンが通ったことで有名です。現在は当時と違うオーナー一族が経営していますが、ショパンが食べたというメニューもあるので要チェックです。 Thu, 31 Oct 2019 00:00:00 +0900 チェコの2人の音楽家・スメタナとドヴォルザーク http:///blog/item/12729.html http:///blog/item/12729.html  長い歴史の中で、現在チェコがある地域は多くの大国に支配されてきました。 そんな中、チェコ独自の文化を反映させた音楽を作ろうと奮闘した人物がいます。 それがチェコ音楽の祖とも言われるベドルジハ・スメタナです。 〇チェコ語が話せなかったスメタナ 愛国心あふれる楽曲で現在では知られているスメタナですが、実はチェコ語が堪能になったのは成人してから。 当時スメタナの生まれ育ったボヘミア北部では、ハプスブルク家の制度により公用語はドイツ語でした。 そのため彼は、チェコ語を習得すると決めてからは毎日勉強を怠らなかったといいます。 〇「わが祖国」の完成 スメタナの代表作「わが祖国」は、6つの交響詩からできた連作交響詩で、そのタイトル通りチェコの地名や物語を描写しています。 特に第2曲の「モルダウ」は世界的にも有名で、日本でも編曲し歌詞をつけたものが多くあります。 これらの作曲を行う過程で、スメタナは聴力を失ってしまいました。 それでも祖国を思って作られたこの曲は大きな反響を呼び、現在でも「チェコ音楽の祖」と呼ばれるようになったのでした。 さて、そんなスメタナから直接指導を受けていたのが本日紹介するもう一人のチェコ音楽家、アントニン・ドヴォルザークです。 〇音楽のそばで育ったドヴォルザーク ドヴォルザークの家は肉屋を経営していましたが、父親はツィターという弦楽器の名手でした。 また、同じく肉屋を経営していた叔父もトランペットの名手であり、彼の身近にはいつも音楽がありました。 彼自身も6歳からバイオリンを習いその才能を伸ばしていましたが、家の経済状況が困難となったとき、 音楽を続けさせるようにドヴォルザークの両親を説得してくれたのがこの叔父でした。 〇アメリカでの生活 チェコにおいて音楽家としての名声をすでに確立していた1891年、彼はニューヨーク・ナショナル音楽院の院長職へ招待されました。 報酬も良く、素晴らしい名誉でありましたが、精神的な衰弱から体調を崩してしまい4年あまりで祖国に戻ることになりました。 アメリカでの生活が彼に「ボヘミアこそが自分がいるべき場所だ」と再認識させたのでした。 スメタナとドヴォルザーク。 2人が愛したチェコで、今年の年末は過ごしてみませんか? 「プラハ2大コンサートを楽しむ音楽尽くしの年末年始8日間」ツアーにご興味がある方はぜひ当社までお問合せください! Mon, 28 Oct 2019 12:53:48 +0900 ルブリンでホロコーストの歴史に触れる【ポーランド情報】 http:///blog/item/12260.html http:///blog/item/12260.html ルブリンはポーランド東部の中心都市で、1569年に結ばれた「ルブリン統合」でのポーランド・リトアニア共和国生誕の地として有名です。ポーランド人をはじめ、リトアニア人、ユダヤ人などが共存する国際色豊かな町として栄えました。特にユダヤ人は町の歴史に欠くことのできない存在で、19世紀には人口の約40%をユダヤ人が占めていたほど、クラクフと並ぶユダヤ文化の中心地だったのです。 ルブリンにはマイダネク強制収容所跡があります。この強制収容所は、1944年秋、世界で初めてナチスドイツの強制収容所の博物館として公開されました。1日に1000人の遺体を焼いた焼却炉が完全な形で残されているのはこのマイダネクだけです。見渡すと、あたり一面に囚人が収容されたバラック、所々に残されている監視塔が見えます。当時SS部隊(ナチス親衛隊)、ドイツ軍、警察などの家族が住む地域に隣接し、より多くの労働力を必要としていたため、規模はアウシュビッツよりも大きいです。 焼却炉の左側には大きな霊廟があります。「これは私たちからの警告です」と大きくポーランド語で刻まれたコンクリート造りの文字が眼前に迫ってきます。この霊廟の中に積まれているのは、ここで殺された人たちの骨を焼いた灰です。人骨や灰は、一見粉々に砕けて土に戻っているように見えます。しかし、この傷跡は何十年何百年経っても決して風化されるべきでないと訪れる人に訴えかけているのです。 Mon, 21 Oct 2019 00:00:00 +0900 ムハゆかりの古城ホテル【チェコ情報】 http:///blog/item/12259.html http:///blog/item/12259.html プラハから西へ約60kmほど離れた場所にあるズビロフ城は、かつてはボヘミア王のカレル4世の居城でもあった歴史的なお城です。この城をアトリエとして利用したのが、チェコを代表する画家、ムハです。豊かな自然に囲まれたこの城の中で、大作「スラブ叙事詩」は制作されました。 現在は古城ホテルとなっており、ムハが家族と一緒に住んでいた部屋に宿泊することもできます。宿泊客以外でも、ガイドツアーで内部見学ができ、ムハのアトリエやサロン、国立博物館所蔵の歴史に関する絵画の展示などをまわります。他にも、第二次世界大戦時に使われた牢獄や教会等を見られるツアーもあります。 12世紀に造られた歴史ある古城に宿泊すれば、チェコ旅行がより特別な思い出になること間違いなしです。 Thu, 17 Oct 2019 00:00:00 +0900 エゲルのワイン【ハンガリー情報】 http:///blog/item/12258.html http:///blog/item/12258.html ハンガリーはもとより、中欧ヨーロッパのなかでも高品質のワインの生産地として知られるエゲル。赤、白いずれも多品種のブドウが栽培されています。中でも有名なのが「エグリ・ビカヴェール=雄牛の血」という銘柄。エゲルといえばエグリと言われるゆえんです。 エグリ・ビカヴェール ケークフランコシュをベースにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど、2~3種のブドウをブレンドして造られるワインです。濃厚な味、芳醇な香り、適度な渋みがあります。 ケークフランコシュ 柔らかなタンニンの風味、フルーティーな香りが程よく混じり合う赤ワインです。 カベルネ・ソーヴィニヨン 酸味やタンニンがしっかり感じられる重厚な味わいの赤ワインです。 エグリ・レアーニュカ エゲル地方の代表的な白ワイン。リンゴの渋みのような味と、フルーティーな香りが特徴的なワインです。 ムシュコターイ 蜂蜜の風味と爽やかな香りの白ワインで飲みやすいです。セミスイートがおすすめです。 オラスリースリング ハンガリーの伝統品種。フルボディの白ワインです。 美女の谷のワインセラーには試飲用のワインが沢山並んでいます。お土産用には瓶で購入するのが良いですが、自分で旅行中に飲みきる予定ならば、プラスチックの容器にタンクから直接詰めてもらうのが割安でお勧めです。自分好みのエゲルワインをみつけてみてはいかがでしょうか♪ Wed, 16 Oct 2019 00:00:00 +0900 国立図書館を見守る兄弟像【ブルガリア情報】 http:///blog/item/12491.html http:///blog/item/12491.html ソフィアの有名観光地・アレクサンダルネフスキー寺院の近くには国立図書館があります。 その図書館の真正面にある二人の銅像。彼らはキリルとメフォディという宣教師の兄弟です。 8世紀、スラブ人にキリスト教を伝えるために、二人はグラゴール文字を作りました。 (ちなみに「グラゴール」は現在「動詞」という意味で使われています。) 二人の死後、ブルガリアに移った彼らの弟子たちはグラゴール文字を改良し、新しい文字を作り出しました。 この文字こそ、現在ブルガリアをはじめロシアやモンゴルなど多くの国でで使われている「キリル文字」なのです。 ソフィアの街を散策する際には、ぜひキリル文字の元祖にも会いに行ってみてください。 Wed, 19 Jun 2019 16:25:36 +0900 貴腐ワイン「トカイ・アスー」【ハンガリー情報】 http:///blog/item/12222.html http:///blog/item/12222.html ハンガリーのトカイ地方を代表するワイン「トカイ・アスー」は世界三大貴腐ワインの1つです。貴腐ワインとは、簡単に言うとカビによって変質したブドウを使って造ったワインのことを指します。特定のカビ菌がブドウに付着すると皮の表面が溶けて水分が蒸発し、干しブドウのような状態になります(この状態が貴腐と言います)。この状態は特定の地区で狭い条件の下でのみ発生する現象で、ワインが蜂蜜を入れたように甘くなり、果実成分が凝縮され、深みのある味になります。 実は、世界で初めて貴腐ワインを世に出したのがトカイなのです。17世紀半ば、戦乱のためトカイのブドウ畑は収穫期が過ぎ、摘み取りができませんでした。いざ摘もうとしたときにはブドウは既に腐敗していました。しかしそれを捨てるに忍びなく醸造してみたところ、かつてない甘みを持ったワインができました。トカイワインは偶然による産物だったのです! トカイアスーは通常のワインと貴腐ブドウのエッセンスを混ぜて5~6年熟成させます。その結果蜂蜜のような甘い香りと白ワインとは思えないほど濃い黄金色が特徴的です。また貴腐ブドウだけで造った最高級品は、トカイ・エッセンシアと呼ばれます。世界初の貴腐ワイン、トカイワインを本場ハンガリーでお楽しみください♪ Thu, 25 Apr 2019 00:00:00 +0900 ブラチスラヴァの名物ロフリーク【スロヴァキア情報】 http:///blog/item/12221.html http:///blog/item/12221.html ドナウ川両岸に広がるブラチスラヴァ。町はオーストリアとハンガリーの国境に接しており、ウィーンとはわずか60kmほどしか離れていません。現在、ブラチスラヴァはスロヴァキアの首都にして、同国最大の町です。ブラチスラヴァの歴史が感じられる美しい街並みに、近年看板や像などにストリートアートがちりばめられ、独特のバランスで調和がとれているのも魅力のひとつです。 そんなブラチスラヴァですが、これぞブラチスラヴァ!と呼べるものが食べたくなったらぜひロフリークを注文してみてください。ロフリークは卵黄を塗ってこんがり焼き色を付けた三日月形の小さなパイに、ケシの実かくるみのペーストが入ったものです。ロフリークは18世紀末に町一番のパン屋で生み出され、オーストラリア皇帝にも献上されたそう。ブラチスラヴァの美しい街並みを散歩しながら食べるロフリークの味は格別ですよ。 Fri, 12 Apr 2019 00:00:00 +0900 トルンとジンジャーブレッド【ポーランド情報】 http:///blog/item/12219.html http:///blog/item/12219.html 地動説を唱えたポーランドの天文学者コペルニクスが生まれた町トルン。石畳の道にレンガ造りの建物が並ぶ旧市街は中世のままの姿を現在もとどめており、ユネスコの世界遺産に登録されています。街の名物はピエルニクというジンジャーブレッド。ショパンのお気に入りでもあり、彼がトルンを訪れた際に大量にワルシャワに郵送したと言われています。 ピエルニクはハチミツやスパイスを生地に練りこんだもので、交易の中継地として栄えたトルンでは中世から作られています。現在もトルンを代表するお土産として多くの人から愛され続けています。トルン市内のジンジャーブレッド博物館ではピエルニクの歴史や工房の様子を学ぶことができます。また、博物館内でピエルニクの製作体験ができるので、自分で作ったピエルニクを持ち帰りでき、良い思い出になること間違いなしです。 トルン市内には、ピエルニクの専門店が数多くあり、各店様々なピエルニクを販売しています。紋章をかたどったものや、コペルニクスの顔を模したユニークなピエルニクも売っていますが、これらはオーナメント用に焼き上げられたものなので、非常に固くて食べるのには向いていません。チョコレートやアイシングでコーティングされたものや、間にジャムを挟んだものがお土産に人気です。 Fri, 05 Apr 2019 00:00:00 +0900 王の道を歩く【チェコ情報】 http:///blog/item/12218.html http:///blog/item/12218.html プラハには、「王の道」と呼ばれる約2.5kmに及ぶ歴史的な道があります。これは15世紀から約4世紀にわたって、時代が変わるたびに歴代の王が戴冠パレードを行ってきた道です。最初のパレードは1458年、ボヘミア王に選ばれたポジェブラト家のイジーが行ったと言われています。最後にパレードを行ったのはフェルディナント5世で、1836年のことです。 ルートは旧市街の火薬塔からカレル橋を渡って対岸のプラハ城までとなります。火薬塔から始まるツェレトゥナー通りを西に向かい、旧市街広場を抜けて狭いカレル橋通りを行き、全長約520mのカレル橋を渡ってモステツカ―通り、ネルドヴァ通りを通ってプラハ城へ到着します。 火薬塔はかつて城壁の門でした。ここで外国の大使や王侯貴族、聖職者たちを迎え、鼓笛隊や兵士、王子たちを乗せた馬車が行列を作り、民衆が見守る中プラハ城を目指して荘厳且つ華麗なパレードが繰り広げられたのです。 住所に番地がなかった当時、人々は家の正面に紋章をつけることで自分の家を示しました。一角獣や鷹、ブドウ、羊、金の熊…。王の道の両側に並ぶ家々にはそれらの紋章が今も残されています。 歴史の封じ込まれた街並みの中を、人々を魅了したであろう華やかなパレードを想像しながらゆっくりと辿ってみると、いにしえの空気がまだ辺りに漂っているような、そんな感覚にとらわれるはずです。 Wed, 03 Apr 2019 00:00:00 +0900 ハンガリーはパプリカの国【ハンガリー情報】 http:///blog/item/12210.html http:///blog/item/12210.html ハンガリー料理といえばパプリカ。煮物、シチュー、サラダなど、ハンガリーの食卓に欠かせない素材です。パプリカはピーマンやトウガラシの仲間であるナス科の野菜で、さまざまな色や形の種類があります。味も甘酸っぱいものから激辛なものまで。辛くないものは、サラダや煮込み、酢漬けにしたりします。辛いものは乾燥させて刻んでスパイスとして使用することが多いです。辛みの少ない粉末状のパプリカはマイルドでほろ苦く香り高いのが特徴的です。ハンガリーのレストランでは、塩コショウの代わりに、塩パプリカのセットがテーブルの上に置いてあることも多いです。 ハンガリーの代表料理の1つである牛肉と野菜の煮込みスープ、グヤーシュもパプリカがふんだんに使われています。グヤーシュと並ぶハンガリアンスープの代表格のハラースレーもコイやナマズのぶつ切りをパプリカで煮込んだもので有名です。また家庭料理では、パプリカチキンがポピュラーで、パプリカをたっぷり使ったチキンの煮込み料理として愛されています。 ブダペストの中央市場では、名産のパプリカは、生のものや乾燥させたものから粉末、チューブ入りまで何でも揃います。その他の場所でも、現地のお土産ショップやスーパー、空港などでも手に入ります。お土産に購入してご家庭でハンガリー料理の味を再現してみるのも楽しいかもしれませんね♪ Fri, 22 Mar 2019 00:00:00 +0900 チェコ料理クネドリーキ【チェコ情報】 http:///blog/item/12214.html http:///blog/item/12214.html 典型的なチェコ料理といえば、何といってもクネドリーキです。肉料理の付け合わせとして、チェコ旅行中に何度もお目にかかることでしょう。クネドリーキとは蒸しパンのような食べ物。ローストポーク、クネドリーキ、ザウアークラウトが定番の組み合わせです。 クネドリーキは、粗びきの小麦粉に牛乳または水を加えて練り、直径5cmぐらいの円筒型にしてゆでます。それを1cmほどの厚さに切ったものです。クネドリーキ自体にほとんど味はなく、肉汁やソースをたっぷり付けて食べるのが美味しいです。食べ終わったときに、お皿が洗ったように綺麗になっていても行儀の悪いことではありません。 このクネドリーキには、なかに入れるものによって色々な種類があります。ホウスカというパンをちぎって入れたホウスコヴェー・クネドリーキとジャガイモの入ったブランボロヴェー・クネドリーキの2種類が一般的です。そのほか、果実を入れた甘いオヴォツネー・クネドリーキもお勧めです。イチゴやアンズ、サクランボ、プラムなど様々なバリエーションがあります。甘く煮た果物を核にし、練った小麦粉で丸く包んで茹で、皿に盛っておろしチーズや粉砂糖、溶かしバターをかけて食べます。もっちりとした食感で食べ応え満点です。 Thu, 21 Mar 2019 00:00:00 +0900 ショパンのベンチ【ポーランド情報】 http:///blog/item/12004.html http:///blog/item/12004.html フレデリック・フランソワ・ショパンは、ポーランドの前期ロマン派音楽を代表する作曲家です。当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名でした。そんなショパンですが、ワルシャワを歩いていると、ショパンの曲がふと聞こえてきます。 ワルシャワには、いたるところに「ショパンのベンチ」と呼ばれる、ショパンの代表曲が流れるベンチが設置されています。これはショパン生誕200年を記念して、2010年にワルシャワ内でのショパンにゆかりのある場所の前に作られました。一見普通のベンチかな?と思うのですが、ボタンや説明書きが付いており、ボタンを押すとショパンの作品が流れるようになっています。現在ワルシャワ内の15か所にショパンのベンチが設置されています。 例えば、 コジャ通りー 歌曲「フランカ(酒場の歌)」 音楽学校跡 ー ワルツ 変ホ長調 作品18 サスキ公園 ー ノクターン ロ長調 作品9の3 ヴィジトキ教会  ー ラルゴ 変ホ長調 遺作 カジミエジュ宮殿  ー ワルツ ホ短調 遺作 聖十字架教会 ー ソナタ 変ロ短調 作品35 より「葬送行進曲」 ワジェンキ公園  ー ポロネーズ イ長調 作品40の1 などがあります。ワルシャワの観光中にショパンのベンチを見かけたら是非ボタンを押して音楽と共に、ショパンが暮らしたワルシャワの町を一層お楽しみください。 Mon, 18 Mar 2019 00:00:00 +0900 ルーマニアの陶磁器【ルーマニア情報】 http:///blog/item/12034.html http:///blog/item/12034.html ルーマニアの伝統工芸品として、陶磁器が有名です。有名なものでも色や形、大きさなどが全く異なっており、隣接する国々からの影響を強く受けています。例えば、陶磁器の色は自然由来のものを使用しており、赤色は、土壌からとれる豊富な酸化鉄からとれ、ローマの影響を受けています。緑は粘土をすりつぶした残骸を混合した銅線を燃やしてとられ、ルーマニア、ビザンチンの伝統を表しています。このように陶磁器一つで、隣国の影響を受けつつ、独自の伝統を作り上げてきたルーマニアの歴史を感じることができます。 マルジネア陶器 これは北部モルドバから伝承された陶器です。色は黒く、ろくろで粘土の調製および処理をはじめとする伝統的な手段を用い、窯で焼くというプロセスで完成します。現在に至るまでの300年間ずっと手作りで作られてきました。 ホレズ陶器 ワラキア発祥のホレズ陶器は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。というのも、伝統あるユニークな仕事と評価されており、男性と女性で役割が分担されています。男性は土台となる粘土の洗浄、骨抜き、混錬、踏みつけ等の型作りを行います。女性は装飾のために伝統的なモチーフを描き、作品の独自性を表現していきます。昔から変わることなく身内で継承され、現在も多くの家庭を支える大切な収入源となっています。 Wed, 13 Mar 2019 00:00:00 +0900 ハンガリー系の村々を訪れる【ルーマニア情報】 http:///blog/item/12038.html http:///blog/item/12038.html トランシルヴァニアには支配する国が何度も変わるという複雑な歴史があり、現在もルーマニア人以外にもハンガリー系の民族がこの地域に住んでいます。特にクルージ・ナポカの周辺には昔ながらの生活スタイルを守るハンガリー系住民が多く住み、今も多数派を占める村が少なくありません。 ハンガリー系の住民は日曜になると、色とりどりの伝統的な衣装に身を包んで礼拝に出かけます。クルージ・ナポカ近郊のナダシュ流域(ナダシュメンテ)の村々は、フォークロアの宝庫として特に有名です。歌や踊り、衣装、民芸品、室内装飾、どれをとっても他にない特徴のものばかりで圧倒されます。 クルージ・ナポカから北東に30km程の、小高い丘に広がる地域はシィクと呼ばれています。この村の人々は、男性はつばの狭い麦藁帽子をかぶり、女性は艶やかな花模様のスカーフとスカートという、伝統的な衣装を身に着けています。特に印象的なのは、アコーディオンのようにたっぷりとプリーツをつけた大きな袖のある白いシャツ。男女ともにこれを着て日曜には教会に向かいます。 ルーマニアのハンガリー系の村々では昔ながらの生活や文化が延々と受け継がれています。これらの地域はルーマニア語ではなくマジャル語の使用がされています。イースターやクリスマスのシーズンに村を訪れると、華やかな衣装の人々と出会えるでしょう。 Sun, 10 Mar 2019 00:00:00 +0900 サプンツァの「陽気なお墓」【ルーマニア情報】 http:///blog/item/12223.html http:///blog/item/12223.html マラムレシュ地方で一番の観光名所は、シゲット・マルマツィエイから西へ18kmのサプンツァ村にある「陽気なお墓」です。「陽気なお墓」と聞くと、不思議な名前だと感じる人も多いと思います。 入場料を払い中に入ると、原色で彩色した独創的な木の墓標がずらりと並んでいます。お酒を持っている人、キッチンに立っている人、車にはねられている人、どこかユーモラスなその絵柄を見ていると、故人の人となりが偲ばれ、見ていて飽きません。 これらの墓標は、村人の一人、イオン・スタン・パトラシュさんが、1935年から生前の職業や生活ぶりを絵に描いて墓標にしたのだそうです。1977年に亡くなったパトラシュさん本人の墓もあり、彼の弟子によってこの技術は引き継がれています。「陽気なお墓」の門前には、お土産ショップがあり、観光バスなども多く停まっていて、年々観光客の人気が上昇しています。現在ルーマニアでどんな立派な教会やお城よりも、注目を集めているお墓なのです。 Mon, 25 Feb 2019 00:00:00 +0900 切り絵の町ウォヴィチ【ポーランド情報】 http:///blog/item/12042.html http:///blog/item/12042.html ワルシャワから80kmほど西に位置する町ウォヴィチは、ポーランドを代表するお土産の一つ、切り絵発祥の地として有名です。ポーランドの切り絵は、ヴィチナンキと呼ばれていて、18世紀のポーランドの農家が羊の皮をカーテンの代わりに裁縫したことがきっかけと言われています。カーテンに何か装飾を施したいと考えた農民が、羊毛ばさみでデザインを切り抜いたものがやがて紙にデザインされるようになり、今の切り絵となりました。そのため、現在も当時の名残で、羊毛ばさみを使って切り絵が作られています。 カラフルな色紙をハサミで切り、鳥や植物のモチーフを作り上げる、その鮮やかな色彩と繊細さは手工業ならではのものです。町には切り絵や民芸品を扱うお土産ショップが点在しており、眺めているだけでも楽しむことができます。 また、郊外にあるマウジツェ古民家博物館には、ウォヴィチやその周辺に古くから伝わる木造家屋が保存されており、切り絵で飾られた部屋などを見学することができます。かつてこの地域に住んでいた人々の暮らしが見て取れるのでお勧めです。 Thu, 21 Feb 2019 00:00:00 +0900 中央市場でハンガリーの食文化に触れる【ハンガリー情報】 http:///blog/item/12041.html http:///blog/item/12041.html ブタペストの繁華街、ヴァ―ツィ通り南端自由橋のたもと近くに、モザイク模様の屋根が印象的なレンガ造りの建物があります。1890年に青果市場として建てられ、現在は「中央市場」の愛称でブダペスト最大の常設市場として地元民から観光客まで多くの人でにぎわいを見せています。 魅力的な食文化 パプリカ トウガラシの栽培品種でピーマンの仲間であるパプリカ。ハンガリーでは料理のほとんどにこのパプリカを使用しており、その種類はなんと100種類以上もあります。辛くないパプリカが主流ですが、激辛のパプリカもあります。 サラミ ハンガリーの食卓に欠かせないサラミは、香辛料が入ったものがポピュラーで、そのおいしさはヨーロッパ国内で有名です。パプリカやレバー入りのソーセージも評判です。、種類が多すぎて何を買ったらいいか分からない人は、ピック(PICK)というハンガリーでもっとも有名なサラミメーカーのものを選ぶと失敗しません。また、マンガリッツァ豚(Mangalica)は国宝に指定されているハンガリー固有の希少豚で、肉質は柔らかく霜降りが多いです。 フォアグラ ハンガリーはフランスに次ぐフォアグラの生産地です。ガチョウのフォアグラはリバマーイ(Libamaj)、アヒルのフォアグラはカチャマ―イ(Kacsamaj)という名前で一般的に売られています。 Wed, 20 Feb 2019 00:00:00 +0900 もぐらのクルテク【チェコ情報】 http:///blog/item/12025.html http:///blog/item/12025.html この可愛らしいモグラのキャラクター、「もぐらのクルテク」をご存知ですか? 日本では絵本やアニメなどで人気のキャラクターで、名前を知らなかった人もなんとなく見たことがあると思います。 実はこの「もぐらのクルテク」はチェコ生まれのキャラクターなのです。 この「もぐらのクルテク」はチェコ人画家ズデニェック・ミレルの代表作です。彼は、プラハ工芸美術大学でグラフィックや絵画を学び、数々の作品で脚本、美術、監督などをつとめました。この「もぐらのクルテク」は彼が散歩をしていた時、もぐらの穴につまづいてひらめいたと言われています。 ズデニェック・ミレルは、世界で最も愛され尊敬されているアニメーション作家の一人で、“子ども向けのアニメーション”に関しては、世界中に並ぶものがいないと言われています。2011年5月にはスペースシャトルのエンデバーの最後の打ち上げに、クルテクのぬいぐるみが搭乗しているほど、世界中から愛させているキャラクターなのです。 「もぐらのクルテク」からはチェコ人が長い歴史の中で大切にし続けてきた他者への愛を学ぶことができます。子供たちは絵本やアニメを通じて、友達を大切にする、動物をかわいがる、お花に水をあげる、ものを大切に使うなどの優しさを覚えることができます。アニメは一話ごとの長さが短く、セリフがほとんどないため、小さいこどもから大人までクルテクの世界に引き込まれます。 チェコのおもちゃ屋や土産物屋に行くとクルテクのぬいぐるみがたくさん販売されているため、お土産に最適です♪ Tue, 19 Feb 2019 00:00:00 +0900 スターリンからの贈り物:文化科学宮殿【ポーランド情報】 http:///blog/item/12020.html http:///blog/item/12020.html ワルシャワ中央駅の北東、マルシャウコフスカ通りとイェロゾリムスキェ通りの交差点横のデフィラト広場にそびえる37階建ての高層ビルが文化科学宮殿です。塔の高さは234m、総床面積12万3000㎡、総部屋数3288の巨大建築です。中にはポーランド科学アカデミーをはじめとする各種研究所、ポーランドTV、3000人収容できるコンベンションホール、コンサートホール、映画館、劇場などが入っています。 スターリンからの贈り物として1952年から4年の歳月をかけて建てられたもので、建物それ自体はワルシャワ市内のどこからでも目について良い目印にはなるのですが、調和のとれたワルシャワの街並みにはまるで似つかわしくない権威主義的な建物とも言えます。ワルシャワ市民には評判が悪く、この建物を皮肉ったフレーズが沢山あります。「ソビエトの建てたワルシャワの墓石」などと呼ぶ人もいるようです。 30階には回廊があり、吹きさらしですが展望台として開放されています。展望台からの眺めは素晴らしく、眼下にはヴィスワ川が蛇行しながらゆったりと流れています。首都とはいえ、ワルシャワが意外と小さいことに驚くかもしれません。 文化科学宮殿内には他にも科学技術博物館があり、電話や録音機、印刷機器、古いカメラや天文観測機器、石炭採掘器や自動車などが常設展示されています。反対側には進化博物館があり、小さいながら恐竜の化石や昆虫の標本などが充実しています。 Mon, 18 Feb 2019 00:00:00 +0900 アグテレック・カルストとスロヴァキア・カルストの洞窟群【ハンガリー・スロヴァキア情報】 http:///blog/item/11908.html http:///blog/item/11908.html ハンガリーとスロヴァキアの間にまたがるこのアグテレック・カルストとスロヴァキア・カルストの洞窟群は現在ユネスコの世界遺産に登録されています。 スロヴァキアとの国境沿いに広がるハンガリーのアグテレック国立公園は、典型的なカルスト地形であり、712もの洞窟が存在しています。なかでも全長25kmのバラドゥラ洞窟はヨーロッパ最大で、一部はスロバキアのドミツァ洞窟に通じています。内部はガイドツアーで見学可能です。 スロヴァキア・カルストはハンガリーのアグテレック・カルストへと国境をまたがって広がっており、鍾乳石や石筍など自然が作り出した造形が神秘的なことで有名です。洞窟内のドブシンスカ氷穴は夏のみ見学可能です。。洞窟の中には川や湖があり、川下のツアーに参加することもできます。 Sun, 17 Feb 2019 00:00:00 +0900 チェコ人形劇の魅力【チェコ情報】 http:///blog/item/12043.html http:///blog/item/12043.html チェコは周囲の大国に幾度となく支配されてきた歴史があります。三十年戦争の敗戦により都市部でチェコ語の使用が禁止され、ドイツ語を強いられるなど、様々な制圧を受けてきました。しかし、人形劇ではチェコ語の使用が許可されていて、劇場を通じてチェコ人は自国の言葉を守り、アイデンティティを守ってきました。 現在でも、チェコには公立の人形劇場がいたるところに残っています。小さいながらも一つの産業として成り立っています。世界的な不況のあおりを受けつつも、今日も劇場では老若男女様々な人々に笑いを届けています。20世紀からは人形劇が進化した「フィギュアシアター」が始まりました。これは役者が舞台裏で人形を操るスタイルではなく、人形の他に、役者や仮面、ライブミュージックなどが加えられたエンターテインメント性が高い手法です。これは社会主義時代の終わりごろに誕生し、時代と共によりクリエイティブで自由なものへと進化し続けています。 チェコに旅行をお考えの方は是非チェコの人形劇でチェコの歴史を感じてみてはいかがでしょうか。 Sat, 16 Feb 2019 00:00:00 +0900 バレンタインデーはワインの日【ブルガリア情報】 http:///blog/item/12242.html http:///blog/item/12242.html 2月といえばバレンタインデー!日本ではとてもポピュラーな行事ですが、ブルガリアでは、2月14日は「聖トリフォンの日」と呼ばれています。というのも、この日は聖トリフォンという葡萄の守護聖人を祭る日だからです。 聖トリフォンは葡萄職人で、熱心なキリスト教徒でした。17歳の時、神の啓示によってローマ皇帝の愛娘の病気を奇跡的に治したと言われています。ブルガリア正教のイコンには聖トリフォンの姿が描かれ、その偉大さが示されています。 ブルガリアでは聖トリフォンの日を「トリフォン・ザレザン」と言います。「ザレザン」は切ることを意味し、この日は春の到来と豊作を祈願して、一年の一番最初に葡萄の剪定の儀式を行う日となっています。女性は、早朝からぶどうの実の形や肥沃な大地を表す丸い形のパンを焼いたり、祝いの鶏の丸焼きを作ります。男達は畑に出かけ葡萄の枝を切ることで形を整えたり、風通しを良くしたりし、その切り口にワインと聖水をかけ、秋の豊作を祈ります。そして、切り取った枝でリースを作り、頭に被ったり首に掛けたり、家のイコンの前に供えたりします。 Thu, 14 Feb 2019 00:00:00 +0900