断崖に刻まれたマダラの騎士【ブルガリア情報】


アジア系遊牧民ブルガール人が681年に建国した第一次ブルガリア帝国は、現在のブルガリアのルーツとなっています。シューメンから東へ18kmの山中には、切り立った断崖に騎馬像が巨大なレリーフとして刻まれている、通称「マダラの騎士」があります。マダラは1979年にユネスコの世界遺産に登録されています。

中世ギリシア語で彫られた碑文に第一次ブルガリア帝国歴代皇帝の名前が彫られていることから、8世紀頃に制作されたものとされており、猟犬を従え、ライオンに槍を突き刺している騎士の姿は、軍事的な勝利を象徴していると思われます。近年崩落が激しく、その修復作業のため1995年から足場が組まれています。そのため、残念なことに下からは見えづらくなってしまっている。この地域は中世以前から聖地と考えられており、ヘラクレスやアフロディーテなどの神像が発掘されています。レリーフへ至る入口近くには歴史博物館があり、周辺での発掘物の展示やDVDの上映が行われています。レリーフの下方には中世の住居跡や教会跡が残されています。

ブルガリアにご旅行をお考えの方は、シューメンから少し足を延ばして第一次ブルガリア帝国の遺跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。







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