ルーマニアのコウノトリ【ルーマニア情報】


コウノトリは、水辺に生息し、水棲動物を食べる大型の首の長い鳥です。かつて日本でもコウノトリの繁殖はありましたが1970年代に全滅し、現在は人工繁殖させたコウノトリのみ存在しています。そんな貴重なコウノトリですが、ルーマニアではその姿をかなりの確率で見ることができます。世界中のコウノトリ19種のうち2種のコウノトリがルーマニアには生息しています。

白コウノトリは、春の始まる頃にルーマニアへやってきて、高い木の上や、電柱、家の煙突の上などに、小枝やアシの茎、芝や植物の根、土などを使って巣を作ります。

コウノトリは食べ物が豊富な川などの水辺で多く見られます。そのためルーマニアでは、コウノトリは幸運をもたらす生き物だと信じられています。コウノトリの多くは、トランシルヴァニア地方の大通りの電柱や並木の上でその姿や巣を見かけます。ルーマニアではその年に一番最初に見たコウノトリが飛んでいれば、その人にとって幸福な1年になるという逸話があります。

ルーマニアを訪れた際は、ふと上を見上げて、コウノトリを探してみてはいかがでしょうか。飛んでいるコウノトリを見かけたら、なにか良いことが起きるかもしれませんね!







中欧x東欧エクスプレス
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