トシェビーチの近くの地域はキリスト教が盛んであり、強く影響を受けながら、長い年月をかけて独特のユダヤ人街が形成されました。その年月はなんと12世紀まで遡ります。現在は様々な建築物が123軒残っています。
トシェビーチのユダヤ人たちはキリスト教徒の住民の居住地域に住むことが許されていませんでした。そのためユダヤ人はイフラヴァ川の左岸に住み着くようになりザーモスチー地区ユダヤ人街が生まれました。第二次世界大戦、この地のユダヤ人たちは強制収容所へ送られ、戦後にはトシェビーチのユダヤ人社会は完全に消滅しました。現在のユダヤ人街には、二つのシナゴーグやユダヤ人地区集会所、ラビの家、救貧院、ユダヤ人学校、それに病院など100軒以上の建物が残っています。このユダヤ人街に特徴的なのが、狭い路地、通り抜けの路地、ベランダ、そしてヨーロッパ最大規模のユダヤ人墓地です。ユダヤ人墓地では2000以上もの苔むした墓石が重なりあい、神秘的な雰囲気をかもしだしています。新シナゴーグでは壁画やユダヤ人街の歴史をテーマとする展示を見学できます。
住所
Subakova 1/44 674 01 Třebíč
電話番号
+420 568 610 023