王宮の丘【ハンガリー情報】


王宮の丘と王宮
王宮の丘は高さ60m、長さ1.5km。ドナウ川に面した南北に長く、丘の上が平坦な岩山で、中世からの城塞に囲まれています。丘の上はカラフルな民家、商家が並び、中世の雰囲気が漂う美しい街並みが広がっています。

この丘の南半分を占めているのが王宮です。13世紀に最初の王宮が建設されてから波乱万丈のハンガリーの歴史の中心舞台でした。数世紀の間に戦争や大火災などで幾度となく大改築を繰り返した上に、第一次および第二次世界大戦では大打撃を被りました。
現在の王宮は第二次世界大戦後に修復されたもので、完成したのは1950年代になります。建物自体はそれほど古くはありませんが、その姿は威厳に満ちています。現在はセーチェニ図書館と国立美術館、ブダペスト歴史博物館になっており、じっくり見て回るには丸一日かかります。

王宮地下迷宮
王宮の丘の地下には無数の洞窟があります。深さは数十mに及び、内部は二層三層にもなっているといわれ、その全貌は明らかになっていません。現在、その一部が観光施設として一般に開放されています。雰囲気を盛り上げる音楽が流れる中、ランプのほのかな明かりを頼りに巡るようになっており、一人で入ると少し怖いかもしれません。内部は広く複雑な作りになっているため、迷わないよう注意が必要です。








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