ザリピエの家庭には昔、煙突がなく、ストーブや台所の煙で壁や天井が煤だらけでした。19世紀末に煙突ができるとその汚れた壁に女性たちがペイントをしたのが、独特の景観が生まれたきっかけと言われています。1930年代に陶器作家としても有名だった村の女性フェリツィア・ツリヴォヴァは、ペイントを積極的に描き、やがてこのカラフルな繊細な花模様は「ザリピエ様式」と呼ばれ有名になりました。現在彼女が暮らした家は村で唯一の博物館として公開されています。
可愛いポーランドを体現するザリピエは、タルヌフから日帰りで行くのがお勧めです。