ヴァセル渓谷森林鉄道はヨーロッパ最後の軽便森林鉄道だそうです。
日本では1970年代に消滅してしまった軽便鉄道。
森林の最奥部を走る蒸気機関車に乗れる、その体験は貴重です!
この鉄道は1935年に、山から切り出した木材を運搬するために建設されました。
今でも林業がさかんなこの地域では、木材だけでなく労働者の貴重な足ともなっています。
さすがは森林鉄道、その燃料は石炭ではなく薪です!
現役で木材を運び続ける一方、2004年からは観光客向けの客車が登場し、車内ではルーマニアの地酒や食事も振舞われるそうです。
2時間かけて渓谷を走りぬける間、林業の作業現場に出会えたりします。
雄大な自然に、ルーマニアの最奥地での人びとの暮らし。見どころたくさんの鉄道です!
【ヴァセル渓谷森林鉄道 / Vaser Valley Forestry Railway】
公式HP:http://www.cffviseu.com/en/home/ (英語)
料金:往復79~83RON、1泊朝夕食付171~298RON(シングル)
運行時間:7/3~9/14は毎日9:00発
5/1~6/29、9/18~11/2は木~土9:00発(スケジュールはHPにて最新版をご確認ください)
ヴィシェウ・デ・ススへの行き方:ブカレスト発、クルージ・ナポカ経由の一日一便の鉄道でヴィシェウ・デ・ジョスまで。そこからマクシータクシーで4kmほど。
東欧唯一のラテン系民族 ルーマニアの旅