昔ながらの修道生活が今もつづく世界遺産、ホレズ修道院【ルーマニア情報】


ホレズ修道院は、カルパチア山脈の麓にある自然に囲まれた修道院です。
世界遺産に登録された今でも、修道女達が静かに修道生活を送っています。
美しい自然に、隔絶された環境での修道生活、訪れるだけで心が清らかになりそうです。

カルパチア山脈はかつてのルーマニアのワラキア公国とトランシルヴァニア公国を分かつ山脈です。
ワラキア公国は14世紀に建国され、1859年隣接するモルダヴィア公国と合併しルーマニアの基となった公国。
ホレズ修道院はワラキア公国の君主ブルンコヴェアヌの命で建てられ、1697年に完成しました。

修道院は白を基調としたワラキア建築でありながら、随処に均整のとれたルネッサンス様式を取り入れた独特のデザインです。
このデザインは君主の名前にちなみ「ブルンコヴェネスク様式」と名づけられ、ルーマニアのいくつかの教会にもこの様式が取り入れられています。
周囲の山々になじむやわらかなデザインは、質素ながら気品があふれています。

修道院の内部は、シンプルな外装とうってかわって色鮮やかなフレスコ画が一面に描かれています。
内部では古い教会道具や絵画、4000冊の本など、面白いコレクションをみることができます。


世界遺産ではありますが、アクセスもあまり良くないですし、宿泊施設も少ないので下調べをしていくことをおすすめします。
ですがそんな秘境に近い神聖な場所、一度は訪れてみたくなります!

【ホレズ修道院 / Horezu Monastery】
料金:無料(寄付)
定休日:なし
ブカレストからホレズへの行き方:アウトガラ・ミリタリから1日6便、所要時間4~4.5時間、運賃42RON
ティミショアラから:オリンピックホールSala Olimpiaの向かいからバスが1日2便、所要時間8時間、運賃60RON

【ホレズのインフォメーション】
住所:Tudor Vladimirescu 67
電話:0350 801575
時間:10:00-18:00(水~金 8:00-20:00)

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