モラヴィアの真珠とも呼ばれ、世界遺産にも登録されています。
このような美しい街並みが生まれたきっかけは、1530年に火災でテルチの町が全焼してしまったこと。
当時の領主ザハリアーシュは、以後建て替える家はすべてルネッサンス様式および初期バロック様式に基づいて設計するように呼びかけました。
これに応じた市民は、次々と趣向をこらした家を建てました。
町の見どころの1つ、ザハリアーシュ広場は彼にちなんだ広場で、特におもむきのある意匠の建物が並びます。
広場の奥に構えるテルチ城も、ザハリアーシュがイタリアの建築家を呼び寄せて作らせたルネッサンス様式の美しい城です。
町は3方を湖に囲まれていて、古くは天然の要塞として町を守っていたそう。
ウリツキー湖に架かる橋を渡って外側から旧市街を眺めるのもおすすめです。
湖に囲まれた美しくカラフルな街並み、一見の価値ありですね

【テルチへのアクセス】
プラハからバスが1日2~6便、所要時間2.5~3時間、145Kc~。
または電車でHavlíčkův Brod経由でKostelec u Jihlavyまで行き、ローカル線に乗り換える。
チェスケー・ブディェヨヴィツェとブルノからも電車、バスでアクセス可能。
個性豊かで可愛らしさいっぱいチェコの旅