プラハ国立博物館がリニューアルオープン【チェコ情報】


プラハ国立博物館が大規模な改築を終え、2018年10月28日、チェコスロヴァキア独立国家宣言100周年記念日にリニューアルオープンします。
この博物館はもともとボヘミア最古の博物館で、200年前の1818年に、「愛国博物館」として創設されました。今回の改築工事により、旧館がゆったりとした造りとなり、新館が連結した造りになりました。館内の展示空間は、改築前の2倍の広さとなり、これまで倉庫に納められていた数々のコレクションも、一般見学用に展示されることになります。

旧館は、改築後の美しい旧館内部や、解説付き見学ツアーのほか、約2000平方メートルの広大な空間での3種類の展覧会をお楽しみいただけます。これらの展覧会は、2018年12月31日まで無料で一般公開されます。

その一つ、チェコ=スロヴァキア展覧会(2018年10月28日~2019年6月30日)は、ブラチスラヴァからプラハへの移動とともにチェコ人とスロヴァキア人の統一国家の歴史を紹介し、2つの民族を結び付けたもの、分割したものを見ることができます。2民族間の関係は、実際に生きる人々の運命の背景にも描き出されています。ここではチェコスロヴァキアの歴史、そしてその国民の運命において重要な役割を果たした数々の文書のオリジナルが、史上初公開されます。

2019年春には、屋根付き中庭にてインタラクティブ展示を開始、更に博物館旧館・新館の連結廊もオープンします。2019年11月前後には、ビロード革命30周年記念の展示、自然科学、20世紀、子供博物館がオープン、その後2020年前半には博物館全空間がオープンします。館内にはカフェ、ブックショップ、お土産店なども整備されます。








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