マルテニツァ(Мартеница)の日【ブルガリア情報】


ブルガリアでは3月1日は祝日にあたり、マルテニツァ(Мартеница)の日とされています。マルテニツァとは、ブルガリアでは、春の始まりを祈願する日として伝統行事とともに今日まで受け継がれてきました。

マルテニツァはなんと644年頃からある行事だと言われています。その頃ブルガリアは第一次ブルガリア帝国建国の時代。当時のブルガリアがビザンチン軍との戦いに勝利した時、勝利を知らせる手紙を鳩の足に白い糸で括り付けて送りました。その鳩は手紙を届ける間にビザンチン軍に攻撃されてしまい、手紙を届ける際に手紙を括った白い糸が赤い血で染められていたことがこの行事のきっかけとされています。

ブルガリアでは2月に入るとマルテニツァを祝うための赤と白を基調とした飾りがお店に並び始めます。ミサンガや「ピジョ」(白い男の子)と「ペンダ」(赤い女の子)の人形が有名です。3月1日からはそれらの飾りを左胸に安全ピンで付けたり、手首に巻きます。また、家族や友人、恋人など自分の大切な人と飾りを交換したり、コウノトリやツバメを見つけたらその木の枝に付けたりするという習慣もあるようです。

マルテニツァの飾りは20円~200円ほどで購入することができます。とても可愛らしいのでお土産にもぴったりです。







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