収容人数5000人、高さ60m、12の黄金ドームをもつネオ・ビザンツ様式の豪奢な寺院は、ロシア人の建築家ポメランセフにより建てられました。この寺院はブルガリア独立のきっかけとなった露土戦争で戦死した約20万人のロシア人兵士を慰霊する目的で、建設が始められました。1882年に着工し、完成までに40年の歳月を費やしました。
華麗なのは外装だけではありません。内部装飾で目を見張るのは、メノウ、大理石をふんだんに使った精巧なモザイク画で覆われた内壁です。ドームの頂上からつり下げられた巨大なシャンデリアの豪華さにも圧倒されます。3つある祭壇は、中央がロシア、向かって右がブルガリア、左が他のスラブ諸国に捧げられています。
地下室は国中からイコンを集めたイコン博物館になっていて、こちらも一見の価値があります。