ブルガリアでは、1月1日の早朝もしくは年が明けてすぐに行うスルヴァカネという行事があります。これは年明けと共に悪霊を追い払い、良い霊を呼び込むという意味があります。
この行事ではスルヴァクニツァと呼ばれる木の枝に硬貨やリボン、ポップコーン、カラフルな糸などを付けた飾りが必要となります。このスルヴァクニツァを少年のみが持ち、村の家をまわります。家につくと、家主から順番にスルヴァクニツァで背中をたたき、新年の幸運を願う祈りを歌います。この祈りを受けた人々は、少年たちにお礼としてお金やお菓子、フルーツをあげることがしきたりとなっています。